説明
マ カ MACA
学名:Lepidium Meyenii Walp
マカは胚軸が地面の下にあるという特徴的な植物です。ペルーの海抜3950~4450mの北部山岳地帯に限って自生し、実の形が鱗片に似ていることからスペイン語で「マカ(Maca)」と呼ばれ、古来インカでは特権階級の食べ物とされ、強精強壮食として現在も使われています。
マカは根菜の一種で、多年生植物。世界で最も過酷な荒地と言えるペルー高山の強い太陽光線と烈風を浴びる厳しい環境下、夜の気温は氷点下になるほどの不毛の裸岩の間に生育しています。
インカのスーパー食品マカは、特にヨードに富んだ滋養のある強壮食でありアミノ酸の含有量も高いタンパク源です。炭水化物、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、鉄などの必須ミネラルを含有しビタミンB1,B2,B12,C,Eを含んでいます。
マカの代表的な健康食品としての効用は「強精強壮作用」で次のような作用が報告されています
1) 抗老化作用
2) 免疫増強作用
3) 骨粗鬆症予防作用
4) 造血作用
5) 脳細胞活性化作用
6) 精子形成の増進作用
7) 月経周期の正常化作用
8) 卵子の増殖作用
9) 閉経前後の症状軽減作用
マカはペルー高山の強い太陽光線と烈風を浴びる厳しい環境下で栽培されており,
強さの点ではジャガイモやメキシコヤム芋の親類。
マカは世界でどんな植物よりも高地(3000~4000m)で夜の気温は氷点下になるほど
不毛の裸岩の間に生育している。
恐らく個体が育つその荒涼とした自然環境でマカにこの力を与えていると思われる。
マカは元々アンデス山脈のインディアン種族にとって重要な作物である。
今日,マカの栽培には労働と手間が掛かかり高価な物となっています。
この植物の計り知れない強さが,普通だったら
羊かリャーマを飼うしかない地域に農業を存続させている。
マカの特性のひとつとして,それを育てるペルーのインディアン達によれば,
生殖力を高める力があると伝えられている。
スペインのコンキスタドール(征服者)達は先ず高地での羊の飼育を始めたが,
その繁殖は悪かったらしい。 そこでインディアン達にマカを勧められた。
結果は驚く程良かったと植民史に記録されている。
伝記にはスペイン人は植民地で徴税の代わりに土着民に対し
マカを納税(物納)としたと記録されている。
マカは生殖力を付けるので有名だが,それはヨード,亜鉛,アミノ酸,ビタミンCの
含有量の高さによるものであると考えられている。
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